2019/03/18撮影 淡路屋 あなごめし 1100円
☆☆☆☆☆
関西の穴子は、「焼き」が中心です。このお弁当も、5切れの焼き穴子の切り身と、刻んだ穴子で構成されています。おかずは、だし巻き卵としば漬けという、いたってシ
ンプルなもの。でも、それで十分なのです。タレの味でごまかされた煮穴子ではなく、焼き穴子は、穴子本来の味と歯ざわりで食するものですから、無駄なおかずは一切い
らないということになります。アプローチは、刻み穴子から。ほとんど白焼きに近い状態で穴子本来の味を楽しみ、切り身で、その深い味わいと歯ごたえを楽しむという何
とも贅沢な楽しみ方。この切り身の分厚さからくる噛み応えと芳潤な脂ののり加減、他のあなご飯の追随を許しません。