2019/03/18撮影
城北公園通駅から北へ進むと、JR淡路駅との間で、淀川に架かる鉄橋を通過します。この鉄橋は、城東貨物線赤川橋梁で、作られた当時、将来の複線化を予定して作られていましたが、長らく貨物線として単線運転されていました。
そこで、上流側のスペースを赤川仮橋として、人や自転車が自由に通行できる橋が設けられていました。しかし、おおさか東線として複線化されることが決まり、仮橋は閉鎖されてしまいました。
ちなみに、1970年代、この橋梁の周辺はイタセンパラやアユモドキの生息するワンドがたくさんありましたが、河川改修が進み、その生息地はかなり限られたものとなってしまいました。また、この橋梁の橋脚部分には第二次世界大戦
当時の機銃掃射の跡が残っており、堤防の近くには投下された爆弾の破裂によりできたクレーター状の通称爆弾池なども残されており、戦争遺跡としても重要な位置を占めています。
2013/09/10撮影
子どもの頃には、この鉄橋を通過するD51やC58とすれ違うこともよくあり、蒸気機関車の熱気を肌で感じることができました。
(資料提供:武田秀行氏)